最近では、土地や建物を夫婦で持分を持つパターンが増えています。メリットは、単独名義でないので、売却等を勝手にされることはありません。もし、奥様が現在仕事をしていなくても将来働きにでるなど増収の可能性があれば、連帯債務者としておくことで、奥様自身も住宅ローン減税の対象となるので、税金対策にもなります。

一方デメリットは、連帯して保証人するのでご主人様の返済状況によっては奥様にも及んできます。また、登記料が少し高くなることや、もし離婚になった場合には財産分配が複雑になったり、お子様がいない場合でも相続対象者が複雑になり諸問題を抱えることがあります。

不動産の利回りの高さはリスクが背景であることに留意

投資信託や株式購入等、余剰資産がある場合は資産そのものに稼いでもらうためにも、単に預金しておくのではなく積極的に投資を行うことが推奨されています。さて、数ある投資のなかでも不動産投資、特に家賃収入を目的とするアパート等の物件購入は、利回りが高いことで知られています。その高さは、投資信託等の比ではなく群を抜いています。では、なぜこれほどまでに不動産の利回りは高いのでしょう。その背景には、流動性があげれます。

家賃収入の多くは、当然ですが入居者が引越し等でいなくなれば、著しく減少します。購入当初の状態が永続するわけではないのです。いわばハイリスク、ハイリターンの投資なのです。しかし、うまく運用することができればこれほど良い投資先はありません。リスクを理解した上で、注意深く活用して行きましょう。